大関昇進待ったなしの琴ノ若(ことのわか)の家系図に関心が集まっていて、元関脇の父親や佐渡ヶ嶽部屋のおかみをしている母親だけでなく、横綱経験者の祖父の存在も明るみになっています。
兄弟は何人?他の家族は?など話題に事欠かない琴ノ若ですが、実家の家系図は出回っているのでしょうか?
琴ノ若の家系図
琴ノ若の家系図の画像は見つかりませんでしたが、父親や母親、祖父の名前は明かされているので、早速確認していきましょう。
父親:佐渡ヶ嶽親方(初代琴ノ若)
母親:鎌谷真千子
祖父:琴桜(12代目佐渡ヶ嶽親方)
本名が「鎌谷将且(かまたに・まさかつ)」の琴ノ若なので、実家の名字が「鎌谷」姓になるのはごく自然なことで、父親・佐渡ヶ嶽親方と祖父・琴桜はともに角界屈指の人気を誇る売れっ子力士だったことが分かっています。
祖父・琴桜以前の家系図が出回っていませんから、琴ノ若の実家は由緒正しい相撲一家というわけではなさそうですね。
でも、祖父から親子三大で幕内力士になっている時点で華々しい家系図なのは明らかですし、琴ノ若がとんとん拍子で出世した背景には祖父や父親の遺伝子を引き継いでいる点も大いに関係していることでしょう。
琴ノ若の父親は元関脇
琴ノ若の父親は元関脇の初代琴ノ若で、現在は佐渡ヶ嶽親方として後進の指導にあたっています。
名前 | 琴ノ若晴將(ことのわか・てるまさ) |
本名 | 鎌谷満也(かまたに・みつや) |
生年月日 | 1968年(昭和43年)5月15日 |
年齢 | 55歳(2024年1月時点) |
出身地 | 山形県尾花沢市 |
最高位 | 関脇 |
身長191cmという背の高さを活かした豪快な相撲で一世風靡した初代琴ノ若。
貴乃花や曙といった同世代のトップランナーに遅れを取る形ではありましたが、キリッとした顔立ちのイケメン力士として圧倒的な人気を勝ち取っていましたよね。
2005年11月場所後に現役を退いて佐渡ヶ嶽部屋の親方に転身した父親の初代琴ノ若は、息子に「琴ノ若」の名跡を引き継がせただけでなく、琴奨菊・琴欧州・琴光喜という3名の大関を誕生させていて、親方としての実績も申し分ありません。
息子の琴ノ若が優勝争いを展開している2024年1月場所で審判部長を務めていた父親・佐渡ヶ嶽親方ですが、腰痛で途中休場していますので、1日でも早く元気な姿を見せてほしいですね。
琴ノ若の母親はおかみ
琴ノ若の母親の名前は「鎌谷真千子」で、佐渡ヶ嶽部屋のおかみとして数多くの弟子の世話をしています。
「元横綱琴桜の長女、真千子さんと現佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男として生まれる。」
引用:日刊スポーツ
母親・真千子さんは父親・佐渡ヶ嶽親方よりも3歳年下(1971年生まれ)になりますので、現在の年齢は52歳ということになります。
佐渡ヶ嶽親方と結婚したのは1996年4月でしたが、母親・真千子さんの実家に佐渡ヶ嶽親方が婿入りしており、佐渡ヶ嶽部屋の後継者指名される形になりました。
母親・真千子さんは米国留学の経験もあるそうで、広い視野を持った人物の可能性が高く、父親・佐渡ヶ嶽親方だけでなく、息子・琴ノ若にも良きタイミングで的確な助言を与えているのではないでしょうか。
琴ノ若の祖父は横綱
琴ノ若の祖父は元横綱の琴桜で、先代の佐渡ヶ嶽親方でもあるのですが、2007年8月14日に敗血症が原因となった多臓器不全で死去しています。
名前 | 琴桜傑將(ことざくら・まさかつ) |
本名 | 鎌谷紀雄(かまたに・のりお) |
生年月日 | 1940年(昭和15年)11月26日 |
年齢 | 66歳で逝去(2007年8月14日没) |
出身地 | 鳥取県倉吉市 |
最高位 | 横綱 |
北の富士や輪島、貴ノ花といった個性豊かな力士たちと強力なライバル関係を築いていた祖父・琴桜。
横綱に昇進した年齢が32歳2ヶ月という高齢だったこともあり、「遅咲きの横綱」と呼ばれる機会も多く、横綱在位がわずか9場所に留まっていた祖父・琴桜は、主役の立場というよりも脇役的な意味合いが強い力士だったような感じもしますよね。
「偉大なる祖父の『琴桜』継承については『大関以上にならないと駄目だと先代と約束した』と佐渡ケ嶽親方。」
引用:スポニチ
祖父・琴桜は生前、自分の四股名を孫・琴ノ若に引き継がせても大丈夫と語っていたそうですが、継承の条件が「大関以上に昇進」だったため、琴ノ若が更に番付を引き上げるためのモチベーション向上にもつながっているようです。
琴ノ若が横綱昇進を果たした時には偉大な祖父の四股名「琴桜」を引き継ぐ可能性も十分にありますので、令和の時代に「琴桜」の復活が見られるかもしれませんね。
琴ノ若の兄弟は?
琴ノ若の兄弟の存在は確認されていないため、一人っ子であることが確定しています。
「佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)の現役時に一人っ子の長男として生まれ、幼少時から実家の佐渡ケ嶽部屋で相撲に親しむ。」
引用:スポニチ
父親・佐渡ヶ嶽親方の部屋に入門が決まった際、琴ノ若のことを「一人っ子」と紹介するスポニチのネット記事が見つかったので、兄弟はいないと判断すべきでしょう。
(画像左が琴勝峰、画像右が琴ノ若)
同じ佐渡ヶ嶽部屋に所属している琴勝峰(ことしょうほう)と琴ノ若が似すぎているから、本物の兄弟なのでは?と誤解するネット民も出てきているようですね。
ただ、琴ノ若と琴勝峰は血縁関係のない同門力士という間柄なので、兄弟じゃないことをこの機会にしっかり覚えておきましょう。
まとめ
琴ノ若の家系図をまとめると、父親は元関脇の初代琴ノ若(現在の佐渡ヶ嶽親方)で、母親・真千子さんは部屋のおかみをしているほか、祖父は元横綱・琴桜という豪華すぎる家系でした。
兄弟はおらず、一人っ子だと報じられている琴ノ若ですが、父親や祖父に追いつき追い越せの精神で相撲道に邁進していて、早いうちの横綱昇進を期待する声も多くなっています。