2023年の初場所で快進撃を続けていた琴勝峰ですが、1月22日の優勝をかけた千秋楽の大一番の対戦相手は、11勝3敗同士の大関・貴景勝でした。
残念ながら、貴景勝のすくい投げで琴勝峰は敗れてしまいましたが、十分優勝を狙える実力があることを証明した場所となりました。琴勝峰は、学生時代からこんなに強かったのでしょうか?
今回は、そんな琴勝峰の学生時代(中学や高校時代)の力士の実績や学歴について調査しましたので紹介したいと思います。
琴勝峰の学生時代
琴勝峰は千葉県柏市出身なので、小学校、中学校は柏市の学校に通っています。また、相撲をはじめたのは小学校の頃からでした。そして、高校は埼玉県の私立栄高校へと進学しています。
小学校にはさすがに相撲部はなかったようで、小学校1年生の時に千葉県柏市の「相撲スポーツ少年団」に入団しました。
入団後は学年が下だったこともあるでしょうが、現在の190Cm、159Kgの巨体からは想像もつかないほど小さく、他の団員の中でもひときわ小さな琴勝峰でした。しかし、少年団での経験がその後の中学、高校相撲で開花していくのです。
琴勝峰の中学時代や実績
琴勝峰の中学校は千葉県柏市の松葉中学校でした。中学校の相撲部で3年生の時に全国都道府県中学生相撲選手権大会において優勝します。
相撲スポーツ少年団で6年間の練習や試合で学んできた相撲の基礎技術や精神力、体力が実を結んだのですね。
ちなみに相撲スポーツ少年団には琴勝峰以外にも兄弟弟子である琴ノ若や隆の勝も在籍しており、現在の大相撲の角界の中心にいる3力士が同時期に在籍していたことになります。
琴勝峰の高校時代や実績
高校は千葉県柏市ではなく、埼玉県の私立栄高校に進学しました。栄高校はスポーツ全般の強豪校として有名です。なかでも男子相撲部、女子硬式野球部、女子柔道部、男子バトミントン部などはインターハイの常連校で、何度も優勝をしているほどの強さをほこります。
琴勝峰は中学相撲で全国制覇をしているほどですから、強豪校から声がかかっていてもおかしくないので、おそらくスポーツ特待推薦で栄高校に進学したのではないでしょうか。
栄高校相撲部には日本全国から相撲の強い選手が入部してきていましたが、その中でも琴勝峰は実力が抜きんでていたようです。このため、1年生の頃からレギュラー選手となり、3年生の時には大将を努め、活躍しています。残念ながら、個人戦で全国制覇を成し遂げることはできなかったようですが、団体戦において2年生の時と3年生の時に高等学校相撲金沢大会で団体戦連覇を達成しました。
高校相撲大会での活躍により実力が認められ、高校卒業と同時に佐渡ヶ嶽部屋に入門しています。
琴勝峰の学歴
琴勝峰の学歴
小学校:柏市立松葉第二小学校
中学校:柏市立松葉中学校
高校:埼玉県私立栄高校
琴勝峰は、小学校は柏市立松葉第二小学校卒業で、中学校は柏市立松葉中学校です。その後、高校は相撲の強豪校である埼玉県私立栄高校に進学しています。
栄高校は偏差値は48~65と、スポーツコースの学生と進学コースの学生に大きくは分かれるようです。進学コースですと早慶や日大、中央大など有名校にも進学しています。琴勝峰は、相撲部に所属しており、おそらくスポーツコースで相撲に専念していたと考えられます。
栄高校卒業後は、相撲の実力を認められ、佐渡ヶ嶽部屋に入門して現在に至ります。
まとめ
琴勝峰は小学校1年生の頃、千葉県柏市の相撲スポーツ少年団に入団して相撲をはじめています。小学校は、柏市立松葉第二小学校を卒業しました。中学校は柏市立松葉中学校に進学し、相撲部に入部し、3年生の時に中学相撲大会で優勝しています。
高校は、埼玉県私立栄高校に進学していますが、中学相撲での活躍もあり、おそらくスポーツ推薦ではないかと思われます。高校では2年生及び3年生の時に団体戦において高校相撲金沢大会で全国制覇をしています。個人戦では残念ながら、全国制覇はできませんでした。
高校相撲での活躍が認められ、高校卒業後は佐渡ヶ嶽部屋に入門して現在に至っています。